日本語コミュニケーション能力認定試験
昨今、改めて日本語に関する能力の育成が教育基盤として必要不可欠であるといわれております。 その背景の一つとして、情報化・国際化社会の進展が挙げられます。社会が複雑化するにつれ、私たちが日常的に接する情報量も急激に増大し、その傾向は加速の一途をたどっております。このような情報の洪水の中で、いたずらに情報に振り回されるのではなく、自分の未来を切り開きながら着実な成果に結びつけていくには、まず多種多様な情報を的確に評価・判断して取捨選択し、その意味と内容を理解して自らの意見に反映させていく「情報処理能力」が必要とされます。次に、自らの意思を他者に対して的確に発言するためにはどのようなコミュニケーションを図っていくべきかを決定する「状況判断力」、そして意図に合った良質のコミュニケーションをとるために周囲に働きかけていく「自己表現力」が必要とされます。
しかしながら、高等教育においても、コミュニケーション活動を通じて日本語能力を養成する体制は十分に整っていないのが現状です。
当委員会ではこれらの状況を踏まえ、まったく新しい日本語能力の評価基準として\"日本語コミュニケーション能力認定試験\"を実施しております。
当試験では、コミュニケーションの手段として日本語運\用能力を評価するとともに、社会人として必要とされるマナーや会話力の基礎を養うことも重視しております。自己啓発の一手段として、また保有スキルの証明として、当試験をぜひご活用いただければと存じます。
当委員会では、これからも社会のニーズに合った優れた認定試験の提供を目指して、努力していく所存でございます。
页:
[1]